試作品加工｜３軸５軸加工を用いた試作、金型部品製作は有限会社東洋金型製作所

試作品加工

５軸マシニング加工

弊社の５軸加工機は割り出し５軸ですが、座標軸を傾けて３Ｄ加工をする事の繰り返しで製品を作りあげていきます。この作業だけならば３Ｄ加工に慣れていれば難しくありません。しかし、異なった座標軸同士の境界線のつなぎ方や、狭所にどうやって工具を潜り込ませるかはプログラマーの能力にかかってきます。そして最大の難関は、放射状に拡張する機械精度誤差とどう折合いをつけるかです。５軸加工ははまだまだ進化する余地のある加工分野ですので、弊社も１製品ごとにチャレンジして、日々少しずつではありますが、スキルアップしています。

【対応材質】
鉄系材質： SS400 S50C SK3 SX105V SKD11 SKD61 SKH HPM1
アルミ系材質： A2017 A5052 A6063 A7075
【対応サイズ】
Φ400mmの半球の中に収まるもの
※機械の可動範囲はX500Y450Z400ですが、厳密および物理的に考えると上記になります。

最短翌日出荷、小ロット対応

試作品の製作の場合、どうしても納期の迫った仕事が多くなります。また、日本のものづくりの傾向として、多様なニーズに対応する製品を作り出す傾向にあります。東洋金型製作所ではそういったニーズに対応する為、短納期、小ロットでの試作品加工を可能にしています。
試作に使用する材料は社内に在庫も揃えておりますが、材料の仕入れに関しては、最長でも翌日の朝には揃う手筈になっていますので、加工の依頼を受けてから最短翌日の納品が可能になっています。また、試作品ですので、基本的に１個～のロットで加工、製作をさせて頂いております。

納品の流れ

納得のいく製品をユーザー様の現場へ

製品精度については日々戦いの連続です。
某有名機械メーカーの熱変位対策の施された工作機械をもってしても室温±８℃の変化で10μmの工作機械自体の寸法変化が起こります。しかしながら設計者に要求された公差は300ピッチでも0～±0.01mmの公差が平然と入ってくる時代です。
物にもよりますが、弊社では製品を設計者に届けるのではなく、現場へ届けるのが仕事だと思っています。
実用の範囲で使用できる製品はコストダウン、納期短縮にも直結します。ユーザー様との打ち合わせの質が決め手ではないでしょうか。弊社ではユーザー様との打ち合わせを最も大事にしております。

１工作機械、１ＰＣ制

弊社では各工作機械にノートＰＣ１台を備え付けており、スタンドアローンの工場内のＬＡＮに接続されているので、リアルタイムであらゆる加工情報を得ることができます。
また、プログラムの簡単な変更は機械サイドのPCで出来るので、ＣＡＤ・ＣＡＭオペレータの手を煩わせることなく、素早く加工を進めることができます。